Nico 心の天気 不登校から通信制高校へ

小中と不登校のNicoが通信制高校に進学。

喘息を治す唯一の方法 ~減感作療法~

こんばんは。

Nico(家で)もFree(学校で)も元気に過ごせました。

Freeは、19時からパパと夜釣りに出かけいません。あの二人は、遊びすぎなんです。

日中に、我が家は、リビングとNicoの部屋のカーテンの洗濯をしました。

カーテンって、開け閉めでかなりホコリがたちますね。

今日も喘息について書きたいと思います。

 

減感作療法って知っていますか?

 

今のところ、唯一、喘息を根治できる治療法です。

原因となっているアレルゲンを見つけてそれを避けることが一番ですが、避けることが難しいアレルゲンである、ほこり、花粉には減感作療法を用いる場合があります。

減感作療法の種類

 ・皮下注射

 ・舌下免疫療法

皮下注射は5歳から始められる治療法ですが、舌下免疫療法は12歳からしか始めることはできません。

海外では、喘息の方への舌下免疫療法も行われており、効果のある報告もあるようですが、日本で行った喘息の方への舌下免疫療法の臨床試験では効果が認められなかっため保険適応の申請がされていません。

なので、今のところ喘息を根治治療できる減感作療法は、注射のみです。

 

 皮下注射の方法

アレルギー物質を含んだ注射液を週1回から2回の頻度で、低い濃度から徐々に増量しながら皮下注射していきます。

維持量に到達したら、2週間に1回の接種を数回行い、その後4週間に1回の接種になっていきます。維持量に到達し、4週間に1回の接種を3~5年行い終了となります。

 

病院により異なるかもですが、4週間に1回の接種に到達するまでには10か月ほどかかります。

Nicoの御世話になっている医師の考えは、「維持量に到達したあと3~5年でやめず、続けられる限りずっと注射を続けた方がいい」とのことでした。

理由は、注射をやめたあと治っていたはずの喘息、花粉症が再発する方がいるためだそうです。


特殊な治療法なので行える施設が少ないのも現状です。

 

   皮下注射の痛み
 

アレルゲンを注入するため、注入するときに痛みを伴い、接種後に腫れ、かゆみがあります。 Nicoはかなり痒がりました。

  費用 

保険適用である、古い治療法のため、一回500円程度と安価です。(病院にご確認ください。)

喘息、アレルギーの薬は高価なため、減感作療法で効果があれば薬代の分が浮きますね。

 

   減感作療法の問題点

問題は、通院する手間がかかる、注射に痛みが伴う、すべての喘息患者さんに効果が得られるわけではないところです。

もちろん、治癒率は70~80%なのでチャレンンジする意味はあるとは思います。

 

  Nicoに減感作療法

Nicoは、幼稚園年長の6月?ごろにスギとハウスダストの減感作療法を始めました。

2種類なので右と左の腕に注射をします。

 

先生は、小学校就学前の喘息の子みんなに声をかけているそうです。

理由は、幼稚園のうちのほうが時間が作りやすいためです。

医師は、「子供はたいてい注射を嫌がるから、減感作療法をするかどうかは親の考えによります。注射を頻繁にすることになるから、かわいそうだと考える方もいますし、虐待では?と言われる方もいます。なので、無理には勧めていません。」とのお話でした。

 

  Nicoに減感作療法をやろうと思った理由

 

・Nicoが注射が嫌いではなかった。

・喘息を治してあげたいとの私の思いが強かった。

・大きくなって、受験のときに花粉症を発症すると大変

 

  Nicoに減感作療法をやってみて今思うこと

Nicoの場合はですが、減感作療法を5歳という年齢でやるべきではなかったかなと思います。

その理由は、

・花粉症を発症していなかったので恩恵をうけれているのか不明である。

・喘息の症状も軽度で、風邪をひいても軽い咳程度の発作であった。

なので、減感作療法の恩恵を感じられなかったことに問題があったのかもしれません。

 

あと、私が考えていたよりも、頻繁に注射をすることは、子供のストレスになります。

注射が嫌いではなかったNicoは、注射が大嫌いになり、今でもトラウマになっています。

Nicoは、不登校になると同時に注射を打つことを止めました。(年長から小学3年の夏まで接種しています。)

今までの努力が無駄になるという私の思いも強かったのですが、Nicoにかかっているストレスを少しでも減らしてあげたい思いのが大きかったからです。

Nicoがもっと大きくなって、花粉症に悩んだりしたときに、本人の意志を確認して一緒に一から始めようと思います。

 

最後に 

減感作療法が喘息の方の唯一の治療法であることは間違いありません。

喘息が重症である場合は、チャレンジしたほうがいいと考えています。

子供の症状、性格を考えて選ぶべきなんだと思います。

 

いろいろ言いたいことを言ってますが、ただの喘息患者の親の考えなので、主治医とご相談の上進めるのが一番だと思います。

 

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