こんばんは。
今日も日差しは暖かいものの、寒い日でしたね。
今日のNicoの心の天気は「晴れ」でした。
2日連続で「晴れ」なんて嬉しい限りです。
今日は、私とNicoの二人で、ショッピングモールにお買い物に行きました。
弟のFree(1年)はお年玉で「人生ゲームMOVE」を購入しましたが、Nicoは、まだ、お年玉を使っていません。
なので、お年玉をもってお買い物です。
アクセサリー、雑貨、本、洋服、いろいろ見歩きましたが、最終的にNicoが選んだのは本でした。
Nico 「お金がないときは欲しいと思うものいっぱいなのに、いざ買えると思うと何だか買えないね。」
と話していました。
「漫画 君たちはどう生きるか?」 著者 吉野源三郎
漫画 君たちはどう生きるか [ 吉野源三郎 ]
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この本は、80年も前に吉野源三郎さんによって書かれた本を漫画化したものです。
なんだか、今とっても話題になっているそうですね。
私は、基本テレビを観ないので、Nicoが欲しいと言い出すまで知りませんでした。
Nicoは、おばあちゃんの家にお泊りをしたときに、ニュースでこの本の紹介を観て、読んでみたいと思っていたようです。
異例の大ヒットはなぜ “君たちはどう生きるか”
それにしても、なぜ81年も前に書かれた「君たちはどう生きるか」が今の時代に響くのでしょうか?
日中戦争が始まったこの年。言論や思想は厳しく統制され、国全体が戦争へ突き進もうとしていました。そんな世の中に危機感を抱いたのが、著者の吉野源三郎です。民主的で自由な考えは危険な思想とみなされ、吉野も厳しい弾圧を受けます。自由に考え生きることの大切さを、子ども向けのこの本に込めたのです。
物語が生まれた時代と、今の時代に重なる部分がある。そう考えるのが、ジャーナリストの池上彰さんです。
要約
主人公は中学生のコペル君と叔父さん。
コペル君と叔父さんのノートでの対話を通して、生き方を考える物語です。
コペル君は叔父さんと過ごす中で
「まわりの人にどれだけ間違っていると言われても、自分の考えを信じぬける立派な人間に僕もなってみたい。(コペルニクスのように)」と考えるようになります。
☚ コペル君は本名ではなく、叔父さんの付けたニックネームです(コペルニクス由来)。
僕たち人間は自分で自分を決定する力をもっているのだから
物語の中で、友達との大事な約束を破って、死にたいと考えるほど後悔をしているコペル君に叔父さんが話したこと
「友達がどう思っているか考えても、コペル君に変えられることではない。変えられないことを考えるのをやめれば、余計な感情に足をとられない。今、自分がしなければならないことにまっすぐ向かっていける。」
叔父さんとの対話を通して、
コペル君は、「世界の中に溶け込んで消えてしまいそうなへんな気持ちになったけど、でも今は、しっかりと飛び込んでいける予感がするんだ。」という考えで生きてゆくようになりました。
この本を読んで
私は、本を読み進めるうちに、涙が止まらなくなりました。
感動して涙しました。
Nicoは、読み終えて難しそうな顔をしていました。
Nico「言葉にできないけど、何かわかった気がする。」
この本は、小学生の子が自分のお年玉を使ってでも読んでみたいと思った本です。
不登校の子のために書かれた本ではありませんが、何かに悩み、迷い、苦しんでいる人すべてに生き方を示してくれると思います。
ぜひ、読んでみてください。
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